静岡を拠点にコーヒーの焙煎や、コーヒー関連のプロダクトを手がけているIFNi ROASTING&CO.の松葉正和氏と、陶芸家の大江憲一氏によるプロジェクト「Laidback ceramics(レイドバック・セラミックス)」。
コーヒーの焙煎を行なった後、ハンドピッキングで取り除いた、廃棄しなければならない豆。コーヒーの味を追求する中で、どうしても出てしまうこの豆たちを釉薬として利用したドリップポットです。
飲むためには使えないけど、それも大切な豆なので、最後まで大事に使いたいという想いから生まれました。ホワイトとネイビーどちらにも使用されていますが、ネイビーの表面をよく見ると、うっすら茶色い部分があります。
コーヒーをドリップをする上で、重要な「蒸らし」の工程。点滴でゆっくり落とすことで、粉をじっくりと蒸らすことができます。通常のドリップポットだと技術が要りますが、こちらのドリップポットは注ぎ口が特殊な作りになっているので、点滴ドリップも細く注ぐことも簡単にできます。1回で1杯から2杯分のコーヒーが淹れられます。
コーヒー以外にも醤油差しや、ドレッシングボトルとして使ったりと「Laidback=気軽」という意味の通り、普段使いすることを意識して作られています。