岩手県盛岡が誇る伝統工芸品「南部鉄器」。400年以上の歴史があり、現在も変わらぬ製造方法で作り続けられています。工程は、砂を突き固めた鋳型の中に、溶かした鉄を流し込みます。冷えて固まったら鋳型を壊して、中身の取り出して研磨をかけます。最後にスプレーを使って着色してようやく完成です。型は使い回すことができないので、かなりの手間がかかるということになりますね。
そんな日本が誇る南部鉄器は、扱い方や手入れが大変というイメージがあるのも正直なところ。でも、ポイントをおさえればそんなこともありません。1番のポイントは、使ったらすぐに水分をよく拭き取ること。その習慣をつければ、錆びてしまうこともないでしょう。陶器に比べると保温性が高いので、ゆっくりとティータイムが楽しめます。
こちらの商品は、内側が琺瑯加工されているので直火にかけることはできません。あくまでも急須として使ってください。私もまだまだ南部鉄器の初心者ですが、これから長く使っていくことが楽しみです。